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問 図書館で「12歳」を書名にした本が目に入りました。敗戦の翌年、2ヵ月かけて北朝鮮から引揚げてきた12歳の夏を思い出しました。半世紀前の12歳は戦争のむごさと、戦後民主主義の輝かしさを心に刻みこみました。いまの「12歳」を描いた本を読みたく思います。(山口市・主婦) |
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ノーラ、12歳の秋
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アニカ・トール/作・菱木晃子/訳・高橋和枝/絵(小峰書店 本体1500円)
新学期、久しぶりに学校に行ったノーラは、親友サビーナがファニーと仲良くなったせいで、クラスで浮いてしまう。思春期の少女の心の動きを丁寧に描く。
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太古の森へ
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三輪裕子/作・川村みづえ/絵(小峰書店 本体1400円)
父と一緒にニュージーランドのミルフォードトラックを旅することになり、喜ぶ6年生の千沙。けれど、そこには邪魔者がいて……。少女の心を瑞々しく描く。
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まぼろしの忍者
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広瀬寿子/作(小峰書店 本体1400円)
父の遺した言葉をもとに、400年近く前の伊賀の国へやってきた少年渉。山奥の小屋で木の椀を作りながら忍者修行をする少年たちと暮らすようになり……。
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時計坂の家
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高楼方子/著(リブリオ出版 本体2000円)
12才の少女「フー子」は夏休みにおとずれたおじいさんの住む洋館で不思議な庭を見つけました。一度読みはじめたら止まらない、不思議で美しいファンタジー。(小学高学年から)
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最後の夏休み
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三輪裕子/作・佐藤真紀子/絵(あかね書房 本体1200円)
突然決まった幼なじみの引っ越しを知った二郎たちは、お別れ会をしようと、6年生最後の夏に多摩川の源流をたどるキャンプを計画します。熱き友情物語。
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アルマジロのしっぽ
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岩瀬成子/作・渡辺洋二/絵(あかね書房 本体1300円)
飼い犬の死をきっかけに、周囲の世界に関わりながら、自分の輪郭を手探りでさがし、自分自身をみつめはじめる少女をリアルに描きます。
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ヘンショーさんへの手紙
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B・クリアリー/作・谷口由美子/訳・むかいながまさ/絵(あかね書房 本体1165円)
リーは、作家のヘンショーさんの大ファン。両親の離婚、転校などゆれ動く少年の心の成長を作家への手紙と日記を通して、あざやかに描く。
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12歳
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椰月美智子/著(講談社 本体1400円)
大人の途中の子ども。悲しく切なくやりきれないような痛みだって知っている。小田原を舞台に、心ゆれる12歳の少女が、卒業式を迎えるまでの日々の物語。(小学高学年から)
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ユキの愛する人たち
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ヨシコ・ウチダ/作・吉田悠紀子/訳(ひくまの出版 本体1300円)
12才の日系アメリカ人の少女ユキは戦争中、故郷のバークレーを追われ、砂漠の収容所に入れられる。差別と迫害の中でユキは真の愛とは何かを見つける。(小学高学年から)
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WA・O・N(ワオン)〜夏の日のトランペット
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山本悦子/作・ふりやかよこ/絵(ひくまの出版 本体1300円)
ぼくは中学校の金管クラブで、トランペットを受けもっている。12才の夏の日、自信を失いかけていたぼくを励ましてくれた仲間たちの友情のメロディー!(小学高学年)
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ミカ!
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伊藤たかみ/著(理論社 本体1500円)
オトコオンナと呼ばれるミカは、ふくらんでいくオッパイに悩んでいた。ふたごの兄、ユウスケの視点で、2人のキュートでハッピーな小学生ライフを描く。(小学高学年から)
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はじまりのことば
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可能涼介/著(理論社 本体1500円)
空の色が青いのは、青い絵の具を溶いたから…詩人になりたいぼくに、青い色がよく似合う大人たちはステキな言葉をくれる。すうっとしみこむ優しい物語。(小学高学年から)
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家出―12歳の夏
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マリオン・デーン・バウアー/作・平賀悦子/訳・こさかしげる/絵(文研出版 本体1194円)
家出!荒野をさまよい、そこで躍動する生命の重さを知る。人間としての生き方について、さまざまな問題を投げかけてくれる力作です。(小学中学年から)
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12歳 冬物語
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澤田徳子/作・末崎茂樹/絵(文研出版 本体1194円)
いなくなった飼い犬をいっしょに探しているうちに…。異性に対する淡い思いや、寡黙症の同級生に対する友情の深まりをさわやかに描写。(小学中学年から)
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愛と悲しみの12歳
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エリザベス・ダイヤーク/作・久米 穣/訳・中村悦子/絵(文研出版 本体1194円)
左手小指のない祖母と同居するネイディーンは、12歳の誕生日の前、小指のない理由を知る。思春期の少女の成長や葛藤を巧みに描いた作品。(小学中学年から)
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12歳たちの伝説
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後藤竜二/作・鈴木びんこ/絵(新日本出版社 本体1500円)
6年1組の新担任は若い女の先生だった。「シカトしようぜー」マツさんのひとことで、みんなはくるりと黒板に背を向けた―。12歳たちの「今」を描く。(小学高学年向)
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12歳たちの伝説II
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後藤竜二/作・鈴木びんこ/絵(新日本出版社 本体1500円)
「追っかけ隊」のリーダーだったユーカに突然解散宣言をされてしまったカオル。おまけに席がえで行き場のないやつの寄せ集めのような班に。(小学高学年向)
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12歳たちの伝説III
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後藤竜二/作・鈴木びんこ/絵(新日本出版社 本体1500円)
草平は、ヤマちゃんと大ちゃんのおふざけ暴力とからかいにたえていた。そんな草平に烏丸さんは、なぜか書きかけの「生い立ちの記」を見せてくれた。(小学高学年向)
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折り鶴の子どもたち
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那須正幹/作・高田三郎/絵(PHP研究所 本体1456円)
昭和30年、12歳の禎子は原爆による白血病で世を去った。級友たちは彼女の霊をなぐさめ、平和への願いをこめて「原爆の子の像」を建設しようとする。(小学高学年から)
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バッテリー
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あさのあつこ/作・佐藤真紀子/絵(教育画劇 本体1400円)
直球に絶対的な自信を持つ功は、野球部の先輩や顧問の反発をかう。功は自分を信じ、マウンドに向かう。自分自身であり続けるための挑戦が、いま始まる。
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星に帰った少女
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末吉暁子/作・こみねゆら/絵(偕成社 本体1400円)
12歳の誕生日にママからもらった古びたコート。ポケットにはバスの回数券が入っていた。時代を越えてふれあう心を情感豊かに描く。(小学高学年から)
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雨ふり花さいた
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末吉暁子/作・こみねゆら/絵(偕成社 本体1600円)
6年生のユカは、自分に似ている少女とりこをさがすため、座敷わらしの茶茶丸と過去へ飛んだ。めぐりめぐる命の愛しさを描いた物語。(小学高学年から)
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ごめん
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ひこ・田中/作(偕成社 本体1000円)
6年生のセイが好きになったのは中学生のナオコ。性の目ざめと初恋の前で、きりきりまいする少年の日々を描く。2002年に映画化。(小学高学年から)
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