“さがしています。こんな本”
月刊「こどもの本」2019年8月号より
夏休みにおくる自然科学の本
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藤井 旭/監修・写真・西山アユミ/絵(本体1500円 あかね書房)88ある全ての星座の解説や、太陽系の全ての惑星のデータ、自転や公転の仕組みなど、星と宇宙に関するあらゆる情報が満載です。星座のみつけかたや惑星の内側、月の満ち欠けの仕組みなどは、イラストでわかりやすく、星雲や彗星、日食などは美しい写真をつかって紹介します。 |
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米村でんじろう/監修(本体1000円 ひかりのくに)マジックの中には科学のネタがいっぱい! ・不思議・に興味をもつことから、子どもたちの学習につながります。ちょこっとできる簡単なものから、出し物にも使えるじっくり取り組むものまで幅広い内容です。大人と子どもが一緒に楽しめます。 |
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リチャード・ウォーカー/著・岩田健太郎/翻訳(本体3000円 保育社)世界15か国で計21万部売れた科学ビジュアルブックを、気鋭のカリスマドクターが本格翻訳! 病気やけがに体がどうやって戦っているかを、物語風の構成・美しい3Dカラーイラスト・詳細な解説文で紹介。体の仕組みに興味を持ったお子さんにピッタリ。 |
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国松俊英/著(本体1500円 小峰書店)ライチョウが絶滅の危機にひんしています。山の生態系の変化や地球温暖化の影響で、この30年ほどで半数近くにまで減っているのです。古くから神の鳥としてうやまわれ、人間を恐れない貴重な鳥たち。鳥類学者の中村浩志先生は、ライチョウの危機に全力でたちむかいます。 |
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今泉忠明/文・谷川ひろみつ/絵(本体1300円 星の環会)大人気! 話題の動物学者今泉忠明さんが書いた絵本。絶滅どうぶつ園にはマンモスやサーベルタイガー、ドードーなど今では決して見られない動物たちがいます。みんな、どうしていなくなってしまったのでしょう? 絶滅した理由が、絵本を読みながらやさしく理解できます。 |
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マーカス・モートン/作・松田素子/訳・渡部潤一/日本語版監修(本体2500円 BL出版)ぼくは、土と岩で覆われた赤い惑星、火星にいる。ぼくの名前はキュリオシティ。火星探査機だ。ぼくはどうして生まれたのか。どうやってこんなところまでたどりついたのか。何をしに来たのか。キュリオシティ誕生の秘密を解き明かす科学絵本。NASAの火星探査の歴史も紹介。 |
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ダスティン・グロウィック/著・土屋 香/訳・小林快次/監修(本体2500円 誠文堂新光社)ティラノサウルスやトリケラトプス、ステゴサウルス、プテラノドンなど、人気の恐竜と仲間たちがアルファベット順にページをまたいで大行進! 日本版特別収録ページでは、話題沸騰中のむかわ竜の全身骨格図を紹介するほか、日本の恐竜たちも登場します。カバー裏はポスター仕様。 |
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関 慎太郎/写真・文(本体1600円 少年写真新聞社)夏は、カエルの苦手な季節です。昼間は暑さを避けてどこかに身をひそめ、夕暮れになるとエサを探す姿が見られます。このカエル、最近数が減っているそうです。著者は、日本のカエル全48種類のすみかを訪れ、その暮らしを観察し、減った理由を探りました。 |
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須田研司/監修・久保秀一/写真(本体1300円 ひさかたチャイルド)子どもたちに人気のカブトムシ。その強さの秘密を部位ごとに探り、超拡大写真で紹介。普段は見ることのできない、飛行中の羽や触角の様子、土の中での成長の過程を鮮明な写真で見ていきます。また巻末ではカブトムシの見つけ方や原寸大の写真も掲載。夏におすすめの写真絵本。 |
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内村悦三著(本体3200円 PHP研究所)タケは「木」、「草」、どっち? タケとササはどうちがう? どこが伸びているの? 日本人のくらしとかかわりが深い植物ですが、知らないことがいっぱいです。1日で1m伸びる、花が咲くと枯死するなどの驚きの生態やわたしたちのくらしや文化とのかかわりを紹介します。 |
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武田康男/写真・文(本体6000円 岩崎書店)「空の探検家」として知られる武田康男氏が、ベスト写真で作った〈空の図鑑〉。驚くような大気の現象、天気のふしぎ、自然の美しさを、あますところなく伝えます。国内外の空を巡った「探検ノート」付き。2019年産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞作! |
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松田素子/文・川上和生/絵・桜木晃彦他/監修(本体1800円 講談社)生命が海で誕生し、やがて背骨を持ち、陸へ上がり、人間が登場するというながいながい進化の歴史を、骨に着目して語った美しい科学絵本。事実を知るだけでなく、私たちが存在する奇跡と尊さに思いをめぐらすことができます。親子で楽しめます。2019年度児童福祉文化賞受賞。 |
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松田素子/文・川上和生/絵・桜木晃彦他/監修(本体1400円 くもん出版)紐がほどけて空の彼方に消えた2号機。風に流されて海に落ちた4号機。深いやぶで見つけられなかった10号機。やっと成功した11号機でも、きれいな写真は一万数千枚の中のたった1枚……。たくさんの失敗を乗り越えながら続けられる、風船を使った宇宙開発を紹介します。 |
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千葉 望/文・阿部伸二/絵(本体1400円 理論社)日本は月の満ち欠けで日付を知る旧暦で長い間行事を行ってきました。たとえば七夕の7月7日は上弦の月がのぼり、天の川がくっきりと見える秋の行事でした。旧暦を知れば行事の意味をより深く知ることができます。子どもたちに伝えたい知識絵本。 |
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谷本雄治/文・石森愛彦/絵(本体各1400円 童心社)水辺・まちの中で出会える生きものを紹介した、入門絵本図鑑。カエル、カメ、トカゲ、カラス、コウモリ……見たことのある生きものも、みんなの知らないおどろきのくらしをしているよ。小さな自然に目を向け、じっくり見て、遊んで、生きものと友だちになろう。 |
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谷本雄治/文・大野八生/絵(本体1600円 出版ワークス)「日本の植物学の父」とよばれた牧野富太郎。ひたむきに植物を愛し、その魅力を伝えることに情熱をそそいだ生涯を記した新しい伝記絵本。巻末に国立科学博物館植物研究部研究主幹・田中伸幸氏の解説と、作中に描かれた牧野富太郎ゆかりの植物一覧を掲載。見返しに年譜付き。 |
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伊藤比呂美/文・片山 健/絵(本体900円 福音館書店)夏真っ盛り。なっちゃんが外にでると、草が生い茂り、花は咲き乱れ、虫たちがうごめいています。無数の命がひしめく傍らには、あちこちで死んでいるセミ。なっちゃんは、おばあちゃんとお墓参りにでかけます。濃密な夏の美しさと生のエネルギーをみずみずしく描いた絵本。 |
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石田秀輝/監修(本体3800円 文研出版)注射が痛くなかったらいいのにな……。少し前まで夢だったことが今、現実になっています。痛くない注射針! その夢のような製品を開発するためのすごい技を教えてくれた先生は、あの・蚊・です。この本では、そんな生き物たちのすごい技をたくさん紹介しています。 |
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ジョージア・アムソン=ブラッドショー/作・大山 泉/訳(本体2200円 評論社)日常生活に欠かせないプラスチック。しかし「分解しない」性質のため、様々な問題を引き起こしている。海洋ゴミによる野生生物の死、不適切な投棄や処理、製造過程で出る二酸化炭素……この人類全体にかかわる課題にどう向き合うか、豊富な写真やイラストでわかりやすく解説。 |
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松橋利光/写真・文・木元侑菜/解説(本体1400円 アリス館)「おっとん」と鳴く、メロンほども大きいオットンガエルは、声も体も大きいが性格はおだやか。その産卵の様子を見るため、奄美に通った著者は、いろいろなカエルたちと出会い、島の環境やたくさんのことを教わることに。生き物調査の楽しさも満載! |
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今森光彦/監修(本体各2800円 金の星社)『里山の田んぼ』『里山の水辺』『里山の雑木林』『里山はしぜんのおくり物』の全4巻のシリーズです。監修は写真家の今森光彦氏。里山をテーマに日本各地での取材・撮影を続けています。四季折々の生き物と人々の暮らし、自然との共生を美しい写真と簡潔な文章で紹介! |
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小宮輝之/監修・こどもくらぶ/編(本体各2600円 佼成出版社)足跡や食べ跡、ふん、巣など、昆虫や動物、鳥たちの「わすれもの」から、生態を学ぶシリーズ。楽しいクイズを解くたびに、生きものたちの暮らしが見えてきます。写真満載、コラムも充実で、自由研究の題材に最適です。『まち』『森』『水辺』の3冊が刊行されています。 |
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ドミニク・ウォーリマン/文・ベン・ニューマン/絵・日暮雅通他/訳(本体各2300円 徳間書店)一生、理科に困らない! 好奇心を刺激する、ネコ博士の大人気科学絵本シリーズ。おしゃれでユーモラスなイラストが魅力の、新しいスタイルの科学絵本。『ネコ博士が語る 宇宙のふしぎ』『ネコ博士が語る 科学のふしぎ』『ネコ博士が語る 体のふしぎ』の全3巻。 |
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ジャネット・ローラー/文・リンジー・デール・スコット/絵・ユジン・キム/紙工作(本体2800円 大日本絵画)7つのとびだす見開きで、夏の海辺で見られる貝がらをめぐる素敵なシーンに出会えます。めくりやつまみひきのしかけ付き。めくりをあけると、海の生き物の豆知識が見つかります。あざやかな色にあふれる海の世界を楽しんでください! |
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柴田佳秀/監修・早川いくを/著(本体3600円 ほるぷ出版)アリに生えるキノコ、投げ縄をするクモ、死んだフリをするオポッサム……、世の中には、姿かたちやくらしがちょっと変わっている「へんな生き物」がたくさんいます。真面目に楽しく生き物の「ヘン」を考える、考える力が身につくずかん。大好評『へんな生き物ずかん』第2弾。 |
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イザベル・トーマス/著(本体各1800円 鈴木出版)「どっちがチャンピオン?」単純明快に子どもの知りたい欲求を満たす、動物対決シリーズです。実力が近そうな動物同士を、体格・力・スピード・スタミナ・ワザなど10項目・5ラウンド制の対決形式で比較していきます。よく知っていたはずの動物たちの驚くべき生態が見えてきます。 |
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小島 渉/著(本体1300円 さ・え・ら書房)「昆虫少年」だった著者が大人になり、カブトムシ研究に目ざめた。幼虫たちが、おたがいにくっつき合い、まとまるのはなぜだろう? ふ化した時期はちがうのに、いっせいにサナギになるのはなぜだろう? 独自の研究方法で、だれも解き明かしたことのない謎にせまっていく。 |
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岩井菊之/編・中谷靖彦/絵(本体2500円 農山漁村文化協会)必要な材料を全部イチからつくって、ポテトチップスづくりに挑戦してみた。ジャガイモは、袋栽培で。塩は、海水を煮つめて。油は、育てたヒマワリのタネをしぼってみたけれど……。イチから自分でつくってみると、いろんな発見がたくさん。 |