今だからこそ、親子で読みたい
本書は、月刊誌『子供の科学』に二〇〇八年四月号から連載している、りんぺい先生とエビ君という二人のキャラクターが大活躍する「アウトドア・サイエンス・クラブ『アルキメデスの目デス!』」の中の、無人島編をもとにしてつくった本です。
りんぺい先生が連載の中で、「アルキメデスがお風呂に入って『体積を測る』原理を見つけたように、ニュートンがリンゴが木から落ちるのを見て『引力』を発見したように、フランクリンが凧をあげて『雷は電気』であることを発見したように、本を見ているだけ、研究室や教室にこもり机の上で考えているだけでは、科学の本当の面白さはわからんのじゃ。研究室や教室を飛び出し、いろんな場所で実際に『やってみる!』のも、このクラブの特徴じゃ。生きていくための『技』も自然に身につけられるぞ。とにかく、ワシと一緒にドンドン外に出て一緒に始めよう!」と言い続けているように、「アウトドア・サイエンス・クラブ『アルキメデスの目デス!』」は…
○ 毎日の生活の中で起きる、「不思議」や「なぜだ!?」を行動して解明する
○ 手を使い、足を使い、身体を使い、頭を使って、生きていくための知恵や技術を自分のものにする…
を目標に連載を始めました。
本書は、その連載の中から「生きていくための技・知恵」を中心に、災害時にも役立つようにまとめたものです。「火を起こし、水を手に入れる」「サバイバル道具づくり」「アウトドア料理」「ロープワーク」「救命・救難、決死のサバイバル術」「生き抜くための都市型サバイバル術」などなど、幅広いテーマで、マンガやイラスト、そして写真をたくさん使って、「誰にでもわかりやすく」、そして「誰にでもできる」ように工夫してあります。材料も特別なモノは使わず、身近にあるものだけで実践できるようにしました。
生き残り、生きのびるための全ての技術が、この一冊の中に詰まっています。
さあ、親子でお読みください!
(かざま・りんぺい)●既刊に『家族が仲良くなるための 極上キャンプ』(共著)、『手が脳を鍛える 作って遊べ!』(共著)など。
誠文堂新光社
「今すぐ身につけたい サバイバルテクニック」
かざまりんぺい、えびなみつる・著
本体1,400円